「お前、朝からよくもまあそんなに食えるよな……。」

サラダとコーヒーを自らの目の前に置いて、閉口しきったようにハロルドが呟く。

「何を言ってるんだ、シャルティエほどではないぞ。」

その細身の体の何処に入るのかと疑問に思うほど、彼、シャルティエはよく食べる。
彼の朝食は通常の三人前からなっているのだ。

「ばーか。三人前も二人前も変わらねっつの。」

ハロルドはそう言ってディムロスのトレイを見やる。
そこにはしっかりと二人前分の食事が載っていた。

「お前と違って私は実戦部隊だからな、食べねば持たぬのだ。」

そう言いながらハロルドのサラダの上に、自らのトレイよりトーストを載せる。
そのお節介を嫌そうに眺めながら、ハロルドは温かなコーヒーをすすった。










ちょう短文
男の方のハロルドはディムロスにこういう構われ方をしていればいいと思います^▽^