※女体化でガチユリなカーレル×ディムロスのお話です
 閲覧の際はご注意を!





「ディムロス、ちょっと視聴覚教室までついてきてくれない?」

夕暮れの教室。
オレンジ色の光を受けたカーレルが小さく首を傾げて、可愛らしく尋ねる。

「ああ、構わないとも。」
「よかった、ありがとう。」

先生に何か頼みごとでもされたのだろう。
私は席を立つと、嬉しそうに奥の扉を出ていくカーレルの後を追った。





廊下を進み、視聴覚室とプレートの下がった部屋の扉を開ける。
重いカーテンの引かれた室内は、とても暗かった。

確か、この教室の電気のスイッチは部屋の奥にあった筈だ。
入り口の扉から差し込む光に頼って、教室の奥へと進んでいく。

「電気を点けてくるから待っていろ。」

そう言った瞬間、背後で扉が閉められた。
カチャ。
鍵の下りる音がして、入り口のカーテンが引かれる。

「カーレル?」

辺りが一転して暗くなる。
窓側のカーテンから差し込むほんの僅かの西日のみが室内を照らしていた。

「電気は点けなくていいよ……。ディムロス。」

歩み寄ってくるカーレル。
光量に乏しいあやふやな視界の中で、こちらへと凭れかかるカーレルを何とか受け止めた。

間近に見えるカーレルの顔。
にこりと柔らかい微笑み。
そのまま肩を押されてバランスを崩した。

どさり。

鈍い音と共に、床に倒れこむ。
マット材に強かに背中を打ち付けながら、一緒に倒れこんできたカーレルを抱き止める。

「……っ。大丈夫か、カーレル!?」

胸の上に乗っかったカーレルに問いかけると、カーレルはクスクス笑って答えた。

「ちゃんと受け止めてくれるなんて、流石ディムロスだなあ。」

どうやら怪我はしていないらしい。

ホッと胸を撫で下ろしていると、カーレルが顔を近付けてきた。
上に乗られたままに口付けられる。

「か、カーレル。用事を済ませなければならないのではないのか?」
「やだなあ、用事なら今済ませてる所じゃない。」

カーレルの意図が見えずにおろおろしていると、カーレルは愉快そうに笑った。

「私の用事はディムロスにこうする事だからね。」

言って、カーレルがタイに手をかける。
それはあっさりと緩められ、ボタンに手がかかる。

「ま、待て、カーレル……!」
「いやだ。待たない。」

胸を覆う下着が露になる。

「待て、ここは学校だぞ……!」
「だからバレないように、視聴覚教室まで来たんじゃないか。」

首筋、鎖骨とカーレルが小さなキスを落としていく。

「う、あ……待て!」
「君がすぐにこうやって声をあげるから、わざわざここにしたんだよ。」

ふるふると首を振りながら訴えると、カーレルは嬉しそうににっこり笑った。

「ディムロスったらいやらしいんだもの。」
「違っ……あ!」

下着をずり上げられて、胸元をはだけさせられた事に戸惑いの声をあげる。
カーレルはそれすらも楽しいというように、にこにこと笑っていた。

「ふふ、柔らかいなあ。」

カーレルの白い指が柔らかに動いて胸を揉む。

「やめてくれ、カーレル……っ!」

体の上に馬乗りになっているカーレルを振り落とす事も出来ずに、私はただ懇願するように名前を呼んだ。

「ダメだよ、ディムロス……。」

カーレルが胸の突起にちゅうと音を立てて吸い付いた。
ぴりぴりとした電流が背筋をかけのぼる。

「ふっ、ん……あっ!」

あられもない声が上がって、慌てて口元を押さえた。

「か、カーレル……やめ……。」

必死で訴えるのだが、カーレルがそれを受け入れる筈もなく。
敏感な部分に柔らかく歯を立てられて呻く。

「う、あっ……。」
「ほうら、やっぱりいやらしいじゃないか。」
「ち、がう……。」

カーレルが口を離して呟く。
つぃ、と一瞬唾液が糸を引いて、笑うカーレルは恐ろしいまでに美しかった。

「あ、やめ……カーレル……!」

再び私の胸を口に含むと、カーレルはスカートの裾の辺りにそっと手を差し入れた。
するすると線をなぞるようにして足のラインを上がっていく。
内腿を撫でる柔らかな手のひらに、段々と理性が奪われていくのが分かった。

「ふ、ああ……カーレル、やめ……。」

カーレルの指が下着にかかる。

「っあ、だ、駄目だ……幾ら何でも学校で……!」
「関係ないよ。」

そのまま一気にずり下ろされる。

「っ、いや……だ!」

足掻こうとしても力が入らない。
第一、華奢なカーレルの体を傷つけるのではないかと思うと怖かった。

「やめてくれ……。」

呻く私の目の前に先程脱がされた下着が突き付けられる。

「下着までこんなに濡らしておいて……なんで、そういう事いうかなあ。」
「……っ!」

思わず目を背けると、それが気に食わなかったのか、湿り気を帯びた下着が頬に押しあてられた。

「どう?」
「……っく!」

それから意識を逸らすように、きつく目を閉じる。
気を抜くと涙が零れてしまいそうだった。

「ああ、ほらディムロス。」

カーレルは下着から手を離してゆっくりと私の体の上から降りると、その膝を掴んで割り開いた。

「い、やだ……何を……っ!」
「いいの?」

抵抗しようとすると、カーレルがにこりと微笑んで言った。

「ここの床マットだから、シミになっちゃうよ?」
「…………!」
「こんなに濡れてるんだもん。」

カーレルの指がそこに触れる。
くちゃ、といやらしい音がした。

「う、あっ……!」
「ふふ、ディムロス感じてるんだ。」
「っ、あ……ちが……!」

カーレルは愉しそうに喉の奥で笑うと、指を敏感な突起へと滑らせた。

「ふ、あぁっ……んっ!」
堪えようと押さえた手の隙間から声が洩れる。

「こんな、ぐちゃぐちゃにして……ああ、そうか。私が綺麗にしてあげればいいんだよね。」
「……カー……レル?」

恐る恐る名を呼ぶと、カーレルはにこにことした表情のまま私の膝を更に割り開いた。
カーレルがそこに顔を埋める。

「あっ、いや……嫌だ、そんな所……!」
「黙って、ディムロス。」

カーレルの舌がゆるゆるとそこを這う。
敏感な場所への刺激に体が思わず強張った。

「あ、んっ……はっ、カーレル……!」

カーレルの唾液と性液が絡まるいやらしい音が、視聴覚室の壁に響く。
ちゅうと音を立ててそこを濡らすものを吸い上げると、カーレルは漸く唇を離した。

「ねえ、ディムロス。どんな気分だい?」
「…………っ、く。」

あまりの恥ずかしさに、堪えていた涙が遂に零れた。

「っう、うっ……あ……!」
「泣かなくてもいいじゃないか、ディムロス。」

頬を伝う涙をカーレルの白い指先が掬う。
涙に濡れた指先をぺろりと舐めて、カーレルは小さな声で呟いた。

「だって……ディムロスがわるいんだから……。」
「…………カーレル?」

カーレルの言葉の意図が読めない。
私が悪いとは、一体私は何かしたのだろうか。

「ディムロス……。」

考えていると、深い口付けが降ってきた。

「ん、あぅ……んん……っ!」

きつく吸われて、舌を絡められる。
カーレルの口に未だ残る苦味に、自分の性液を味わわされているような不快感を覚えた。
カーレルはというと、そんな事など気にもしていないのか夢中になって舌を絡ませてきていた。
呼吸さえままならない程だ。

「うっ、あ……ふっ……はあ……!」

漸く唇を解放されて、はくはくと魚のように酸素を求める。

「ディムロス、挿れるよ……?」

カーレルはそのまま私の性器の入り口に指を宛てがうと、十分に湿らされたそこへ指を滑らせた。

「あ、っ……ああ……っ、カーレル……!」

抗う術もなく、ただ私ははしたない嬌声をあげるのだった。

「ふふ、気持ちいい……?」
「あっ、やっ……んんっ……!」

内部をぐちゃぐちゃに掻き回すようにして、反応する箇所を責め立てられる。
カーレルには疾うに何度も暴かれた体だ。
私を煽る事くらい、きっと彼女にとっては容易いな事に違いない。

「ふっ、あっ……ああっ……カーレル……!」
「ディムロス……ねえ、キスして……?」

あっさりと追い詰められた私は、カーレルの要求に従ってその唇を食むように口付けた。

「ふぅ、あ……カー、レル……カーレル……っ!」
「君ってホントいやらしい……。」
「い、や……そんな、言わな……ああっ!」

掴まる場所のないマット材の床にもどかしい思いをしていると、カーレルが私の手を掴んで自らの肩に置かせた。

「ここ、縋っていいよ。」
「や、駄目だ……跡が……!」

幾ら制服越しとはいえ、その肩に縋れば爪痕がつくに違いない。
カーレルの細い肩にそんな事は出来ない。

「いいから。」

それでもカーレルは強引に肩を掴ませると、指の数を更に増やして押し入れた。

「やっ、あああっ……ん、うっ……!」

その反動できつく肩を握ってしまう。

「イっていいよ、ディムロス……。」
「んあ……あっ、カーレル……っ!」

そのままカーレルは指の動きを早めた。

「ふあ、あっ……ああっ……!」

私はカーレルの肩にしがみついたまま、あっさりと果てた。

「はあっ、あっ……はぁ……。」

荒い呼吸を繰り返す私の体から、カーレルがそっと指を引き抜く。
抜いた瞬間にとろとろと溢れた性液には、先程脱がされた下着が宛てがわれた。

「ん、んっ……。」

それだけの事でも余韻から抜け切っていない体は震えた。

「……カーレル、何故……こんな事を?」

普段のカーレルならば、幾ら何でもこのような暴挙には出ない筈だ。
未だ、整い切らない息で尋ねると、カーレルは顔を曇らせて小さく呟いた。

「……だって。」

カーレルが長い睫毛を伏せて俯く。

「だってディムロスが私以外の子と間接キスなんてするから……!」
「…………ん?」

……待て、これは一体何の話だ?
さっぱり意味が分からないぞ……。

「体育の着替えの後……飲み物忘れたって子に、お茶あげてたじゃないか……!」

訝しがる私に、泣きそうな声でカーレルが呟く。
言われてみれば、確かに飲み物を忘れたと言っていたクラスの女子にペットボトルを手渡したような記憶はある。

「ディムロスは……私のなのに……!」

ちょっと待て。
まさか……そんな理由で、私はこんな手酷い暴行を受けたのか……?
唖然としていると、上からカーレルの小さな口付けが降ってきた。

「私のなんだからね……。」

涙目で告げるその様は、先程までの行為からは想像もつかない程にいじらしい。
学校でこんな事を……などと、叱る気にもなれない。

「……ああ……分かっている。」

溜め息を零しながら、そう呟く。

これからは他人とのささやかな接触にも気を遣おうと心に固く誓った。
その度にこれでは………………身が持たない。










ディムロスちゃん……そこは気を引き締める所ではなく怒る所です……
寛容とかそういうレベルを超えてる……!

ちなみに、この酷いオチを書きたいが為に書いたエロだと言っても過言ではありません^▽^▽^▽^
全ては前置き!
所詮、郁さんはネタ人間です^q^

↓以下、オマケ^▽^





「その、ところでカーレル……。」

上体を起こして、着衣の乱れを直しながら小声で呟く。

「何、ディムロス?」

カーレルはもう平常の心持ちに戻った様子でにこりと微笑んでそう答えた。
気恥ずかしくなりながら、ぼそぼそとした言葉で告げる。

「その、先ほど脱がされた下着を返して貰えないだろうか……。」
「え、ああ……。」

見ると、それはカーレルの太腿の下に敷かれていた。
いつの間にか踏んでいたのだろう。
カーレルはそれを取り上げると、少し思案顔で首を傾げて、やがて爽やかに微笑むとこう言った。

「このパンツ、もうぐちゃぐちゃだし。君ノーパンで帰りなよ。」

とても爽やかな笑顔だった。